9.14.2009

みどりちゃん


 
 
はい、みどりちゃんです。虫が苦手な方、ごめんなさい。

ベランダの植木鉢のひとつに小さな柚子の木があります。(実はなりませんが)
そこにアゲハチョウが卵を産んで、生まれて、どんどん大きくなりました。
ミチコさんは大喜びで、毎日飽きずにみどりちゃんを観察しています。
 
僕が指で突っつこうものなら、「なにすんのよ!」と怒られます。
しかし、ですね。
みどりちゃんは今、次々に生まれているんですけど。
そこの葉にも、ここの葉にも、緑になりきる前の小さな黒い芋虫が……。

この小さな柚子の木が丸裸になる日は近そうです。
 
 

9.13.2009

ウィスキー


 
 
はい、今日も飲んでます。
 
はっきり言って、この時間が至福のときと言ってもいい。
穏やかに暮れてゆく西の空を眺めながら、少しずつ琥珀色のお酒を味わう時間。
たとえ、
グラスが乗っているのはエアコンの室外機の上だとか、
幅1メートルのベランダにはゴーヤのプランターが並べられているとか、
そんなことはどうでもよく。
 
ウィスキーがいいなと思うようになったのは、山口瞳の文章が好きだったからでしょう。
サントリーの宣伝部だったからというわけではなく、お酒の嫌な部分も併せながら、酒を飲むことのよさが感じられるのです。
今、ハイボールが流行っているようですが、お酒についてのスタイルはおそらく違うのでしょうね。
江分利満氏が連載されていた頃とは。
 
 

9.12.2009

歩行者天国


 
 
東京銀座の名物といえば、週末の歩行者天国。
 
有楽町駅からせかせかと歩いて来ても、車の通らなくなった銀座通りを歩けばほっとひと息つける。
心なしか歩く速さもゆっくりと。
ゆっくり歩けば、気持ちもクールダウンしてくるのは、当たり前か。
 
とかく目的地へ向かって急ぐ毎日だけど、歩くスペースを広くすれば、
心にも余裕が生まれるのでしょう。
立ち止まらずとも、歩きながら自分を省みることだってできる。
そして自然に、次はどこへ行こうかと足が動く。
 
人生はすべからく歩行者天国でありたいと思うのです。
 
 

9.11.2009

キバナコスモス


 
 
お台場付近の野原に咲くキバナコスモス。

野原といっても人工的なもの。
人工だけど自然がそこにはあるわけで、人工の自然なのか、自然な人工なのか。
まあどちらでもよいのだけど。
コスモスはいちいちそんなことを考えずに無心に咲いています。
 
無心ゆえに人は癒されるのでしょう。
人には多かれ少なかれ、私欲があるもの。
必要なことと思いつつ、同時に嫌悪しているのではなかろうか。
人はいつから矛盾を抱えて生きるようになったのでしょうね。
 
 

9.10.2009

キンモクセイ


 
 
香りをあたりに漂わせているキンモクセイ。

それはほんとうに爽やかな初秋の日。
自転車で走っていたら、不意に鼻先を良い匂いがかすめました。
匂いのもとを探してみれば、十メートル先の家の庭先に大きなキンモクセイが。

立ち止まって見上げ、匂いを嗅いで写真を撮る。
わずかでも、いい時間を過ごしたな、と思える時間でした。
 
 

9.09.2009


 
 
むっちりとしたお尻……じゃなくて桃。
 
今年初めて(で、おそらく最後)の桃をいただきました。
ふだん果物を食べないので、たまに食べると新鮮です。
季節を食べているといえば、格好つけすぎでしょうか。
一年中食べられる果物もありますが、野菜よりも季節を感じます。
 
もう少し寒くなれば、大好物のみかんの季節。
昨年はあまり作柄がよくないように思いましたが、今年はどうでしょうね。

しかし桃を食べながら、みかんに思いを馳せたりしたら、桃が機嫌を損ねそう。
 
 

9.08.2009

キキ


 
 
帰ってくると、キキがいつものこのポーズ。

メイドカフェへ行くとウェイトレスが「お帰りなさいませ、ご主人様」と言って迎えてくれるのだとか。
「いらっしゃいませ」と言われるよりは、《待っていてくれた感》があっていいと思う。

キキは何と言っているのかわからないけれど、体をくねくねさせながら、僕を待っています。
松浦寿輝さんエッセー『愛するものと一緒にいて』(『散歩のあいまにこんなことを考えていた』文藝春秋)にこんな一節を読みました。

彼女はわたしを「愛」しているのか。そんなことはどうだかわかりはしない。あれこれ思いをめぐらせているうちに、たしかなことは、ミケがいつもわたしを待っていてくれた、待つことで支えてくれたという一点のみだと思い当たった。
 

彼女とはミケ、ミケとは松浦さんの飼い猫のこと。
言葉を介さない相手の気持ちを推し量るとき、唯一の手がかりは《待っていてくれる》という事実だけなのでしょう。
動物を飼う人は、その事実だけで嬉しくなれるのです。
 
さて、キキは待っています。
僕というより、気持ちよくなれるマッサージをする人間を……。