10.30.2009

飛行船


 
 
ミルクのように霞む東京の空にふわりと浮かぶ飛行船。
 
飛行船をよく撮りますが、「ふわり」という感じを出すのはなかなか難しい。
どうかすると腕一本で動かせてしまうような乗り物なのに。
 
飛行機を見れば、飛んでいる、と思う。
気球を見れば、浮かんでいる、と思う。
飛行船はそのどちらでもある。
そのどっちつかずの曖昧さが、この不思議な乗り物の魅力です。
 
ここ最近なぜか忙しい日々。
飛行船は重たくなった気持ちをふわりと軽くしてくれる。