街灯に照らし出される夜のユリ。
ユリにもいろんな種類があるわけで、これは古く台湾から渡ってきた花。
琉球語でタカサゴ(サカサング)は台湾のことを指すのだそうです。
本を読まなくても、図書館に行かなくても、なんでもすぐわかってしまうネットの素晴らしさ。
それはともかく。
ちょうどいい具合に花弁を透かして白く浮かび上がった花は幻想的です。
撮ったのは日付が変わろうとする深夜。
美しい放物線のようなカーブを描いて、白い花弁がしなる。
湿ったような雌しべの頭。
官能的で妖しい雰囲気を堪能しました。
暗がりでぱしゃぱしゃ百合の写真を撮る自分のほうが怪しいけれど。