もうすぐ啓蟄。暖かい陽射しに誘われて出てきたのでしょう。
トカゲ、かわいいなあ。
トカゲを見ると、《無心の目》という言葉を思い出す。
吉本ばななさんの『とかげ』という短編に出てきます。
何も考えていない、何もかも吸い込んでしまいそうな、真っ黒な目。
それがトカゲの目。
どうもそういうものに惹かれてしまう。
煩悩というか俗欲にまみれた自分には、到底手に入れられないものだからでしょうか。
トカゲの顔を見ていると、小さな子どもの顔のようだと思う。
今日は無心の目をたくさん見られる保育園での撮影でした。