10.17.2009

カマキリ



 
由緒ある古い日本家屋の壁に一匹のカマキリ。
 
蟷螂(とうろう)と呼びたくなるほど、雰囲気のあるカマキリでした。
カメラを向けると、ゆっくりと振り向いて、きりりと睨む。

すでに季節は秋。
これから卵をどこかに産みつけるのでしょうか。
冬を越せない生き物はどこか刹那的な美しさがあります。
 
なるほど。
結婚式の花嫁さんがきれいなのも、きっとその日限りの衣裳に化粧をしているからなのかも。
花もしかり。
ずっと美しさが続くわけではありません。
だからこそ、強く惹かれるのでしょう。