ミチコさんにお腹をさすられると、気持ちいいのか悪いのか、唸り声をあげるアトムです。
まあ、アトムが気持ちよかろうが悪かろうが、そんなことはたいしたことではないのです。
仕事から家に戻ると、いつも決まった面々がそこにいるというのは、言葉ではなかなか言えない安心感のようなものがあるのです。
これは、ふだんあまり気がつかないことではないでしょうか。
あまりにも当たり前すぎて、何の感興も湧かないかもしれません。
人も動物なら、自分のテリトリーを持つわけで。
それが毎日変わっては、心も休むことはできないでしょう。
毎日同じく、人間一人と猫二匹に囲まれると、たとえ会話がなくても、部屋が狭くてもそれだけで癒される。