空の写真を撮るためにアパートの屋上に上がったら、こんな夕焼け空でした。
ほう、と息をついて見入ってしまう。
ビールが飲みたいなあ。
最近、無上の幸せを感じる時間のひとつがこれです。
暮れて行く空を見上げながら飲むこと。
いつ見ても空の色は違うし、その色が刻々と変化してフェードアウトしていく。
からりと音を立てるグラスの中の氷。
このとき、一人のほうがいい。
椅子に座って、一人でぼうっとピンク色の空眺めているとき思い出すのは《星の王子さま》。
たしか彼も夕焼けを見るのが好きだったはず。
さびしいとき、という条件がつくのだけど……。
僕も寂しいのかしらん。