ミチコさんが拾ってきた桜の花。
ガラスの皿に水を張って浮かべてみました。
これが毎年の《お花見》です。
ずっと水に浮かべていると、花弁が染みてぺたりと水面に張り付きます。
桜の花はどうしたって白だと思う。
ほんのわずかに紅がさしているけど、光に当たるとわかりません。
藤田嗣治が描く少女の肌のような白さです。
ところが、水を含んだ花びら同士が重なると、重なった楕円だけがわずかに濃く桃色になります。
それで、桜には《桜色》と呼ぶような紅い色素が入っているのだと気づくのです。
一人一人の色は薄くとも、重なることで主張を強くする。
これって、やはり日本人の特徴なんでしょうかねえ。
午前中に撮られる仕事。帰ってフォトライブの英語版をアップしました。